顔にかかる、黒髪を梳かされる。 「こんなので、私がドキドキするわけないでしょ。」 「……へぇ。そうだよね」 こんな暗い中なのに。 和哉には見透かされていそうで 私は必死に意地を張る。 こんな合宿、はやく、終わってしまえ。 夜の世界から こんなにも離れているから。 だから、私は今、可笑しいんだ。