「あれれ。どうしたの、顔。 …赤いよ?」 それに気づいた和哉が容赦なく イケメンパワーを降りそそぐ。 顔も近いし 手も止まらない。 「ねぇ……もしかして、 ドキドキしてくれてんの……?」 低く、耳元で囁かれる。 「〜〜〜〜〜〜っの、ばか!!!」 がぶりと唇にかぶりついて 形成逆転。 今度は私が和哉に馬乗りになる。 「調子、乗らないで」 こんなやつに、調子を持っていかれるなんて 真っ平御免。