肩を押し返して 離れるつもりだったのに 「だめ。まだ」 「…ん…」 余計に引き寄せられてしまう。 こいつ、一体なに考えて… 「あーーーーもう! 和哉くんどこかなぁ?」 「和哉くんになら捕まりたいのにーっ!」 「そろそろ鬼として体育館から 出てくる頃だと思ったんだけどなぁ」 「もう行っちゃったのかな? あっち探してみよー?」