大好きなのは貴方の×××(仮)



センターラインに並んで
開始を待つ。


目の前には…和哉。


「…絶対ワザとでしょ」


「え〜〜?なんのこと??」


ニヤニヤしやがって…


「では、…お。
これは、同じクラスの対戦ということで
……礼!!」

「「「おねがしまーす」」」



みんなコートに散らばっていく。

あたしはいつも通り
端っこにスタンバイ。


美紅はちょこちょこ逃げ回ってるみたいで
楽しそうにしている。



今回も突っ立ってるだけの
つもりだったんだけど……