そのまま半ば無理やり
ロビーに戻された。
ここのロビーは大きくて広くて
いくつかテーブルやソファが
置いてある。
あたしたちは
その1番隅に、向かいあって
腰かけた。
「おー、ふかふか」
「…」
確かにふかふかだけど。
「イライラしてんのな」
「和哉には関係ないでしょ」
「胡乃葉でいることに
イライラしてんのか?」
「…あんたといることに
イライラしてる」
近くの自販機で
和哉が飲み物を買ってきて
あたしの目の前に置いた。
「…なに?」
「せっかく買ってきて
やったんだからそれはないだろ」
「頼んでないし。
一体なんなの?
あたしに構わないでよ」

