だから
「興味ないので、
お断りさせていただきます」
そう言って終わると思ったのに。
「…そんな顔しないでよ」
「だって~~~…」
めちゃくちゃ
暗くなってる人がひとり。
美紅のさっきとのテンションの差に
男子たちもついていけてないようだ。
「…あら、そこの男の子。
えーっと、真ん中の…」
「…‼」
声をかけられたのはもちろん
綺麗な顔をしている、
学校イチのイケメンという札つきのあいつ。
「え、俺?
北山和哉…です…けど、
俺も別に…」
今度は和哉に近づいていく
山田さんと柴沢さん。
「近くで見るとまたイケメンね…」
「…ども」
本当は嬉しいくせに、
クールぶっちゃってるし。
「ね、今ちょっとだけでもさっ」
「いや、修学旅行中なんで…」
「簡単なおためし撮影だけよ!
それが終わったらあたしが
色々案内してあげる!!
雨降りそうだし…車でね!
ここでいっぱいロケしてるから
いいとこ連れ回してあげるわ」

