柴沢さんの隣にいた女性が 名刺を差し出してきた。 “山田 璃子 柴沢ユウ マネージャー 兼 モデル育成部” 「モデル育成部…?」 「そ、スカウトからデビューまで サポートしてくような役回り」 つまりスカウト…? あたしを? こんなこと本当にあるんだ…? 「いや、写真とか苦手だし…」 「えーーー?胡乃葉、折角なのに~」 顔を晒したくない。 てか…夜に生きるあたしが そんなこと出来るわけない。 モデルをやるか、夜を辞めるか。 そんなの、あたしにはどっちが 大事かなんて決まりきってる。