「あ、胡乃葉~!おはよ!
どこ行ってたの?」
部屋に戻ると
起きたばかりらしい、
寝癖のついたままの美紅が出迎えた。
「これ、買いに行ってたんだ」
ミルクティーの
ペットボトルを見せると
納得したように支度をはじめた。
「今日がいっちばん楽しみ~♪」
「班別行動?
でも、昨日の…なんていうの?
すっごいしゃべる人…」
「あ~佐藤くん?
胡乃葉苦手そうだね~」
美紅は喋りながら
起用に髪をあげていく。
「苦手…かな。
なんか、ペラペラ喋られると…」
ため息しかでない。
まだ和哉のほうがましかも…
「ま~、いざとなったら
2人で回ろうね♪」
ニコッと微笑んで言う美紅。
…まじ、天使…!!!!
てかもう神…!!!!!!
思わず美紅を抱きしめた。

