次の日

「あっ!こう君おはよう♪」

「はよ。」

やっぱり愛実はオレンジの香りがする。
なんで?

そういえば

「なあ愛実!」

「なに?こう君。」

「まずそのこう君やめろ。」

「ぇ~やだ♪」

「まあいいや。あの上野悠哉とどういう関係?」

「えーと。1年から6年までずっと一緒のクラスでまた一緒。ケンカ友達かな。なに?気になるの♪」

「ちげえよ。」

「素直になんなよ♪」

なんだ愛実。初めて会ったときと全然違うじゃん!

「なに。滉一。あいつの変わりように驚いてんだろ!」

「新一!だって変わりすぎだろ!」

「あいつはこいつは信じられる自分のことも信じてくれる人ってわかるとほんとの自分をその人の前だけでは出すん。 よかったじゃん。お前は愛実に信用されてんだよ!」

「まじで!他に誰のこと信用してんの?」

「えーと。愛と俺とお前と奈々。あと悠哉。」

「悠哉って。あの上野?」

「そうだよ。あいつら1年から一緒だからな。なんかで結ばれてるんじゃね。これ愛実に言うなよ!おれが殺される…」

「わかった!わかった!そういえばなんて愛咲はオレンジの香りがすんの?」

「それは愛実はオレンジが大好きでいつも食べてるからだからだと思う。愛実はいつもネックレスしてるんだけどそのネックレスはオレンジの香りがするんだ。それもあると思うよ。いまもつけてるし…」

「そうなんだ。」