黒のジャケットとチノパン。
中にはクリーム色のニットを着ていて、可愛いアンティーク風のキーリングネックレスを身につけている。
甘いコロンの匂いがして
やっぱり大人なんだってことを気付かされる。
「尚人ってやっぱり大人なんだなって思って」
尚人の顔を覗きこんだ。
「そう?
俺、よく餓鬼っぽいって言われるよ」
少し照れくさそうに笑った。
「私は大人っぽいって言われるよー」
「斎藤は・・・「梨菜でしょ?」
すると尚人はひとつ咳払いをする。
「梨菜・・・は、大人っぽいけど可愛いとこもあるよ!!
今日の服装も可愛いし」
梨菜ってぎこちなく呼ぶ尚人が可愛くて仕方がない。
大好き、ほんとに、苦しいほど。
