「せんせぇ?
周りから見たら私達ってカップルに見えるのかな?」
少しいたずらっぽく先生に聞く。
「斎藤と腕組んでるし・・・
ちょっとは見えてるんじゃない?」
「“斎藤”じゃなくて
“梨菜”って呼んでよ!!」
先生、ごめんなさい。
ちょっとでいいから私のわがまま。
今日だけのわがまま。
「んー、じゃあ今日だけね!
俺のこと尚人って呼ぶの?」
「尚人っ♪」
すると先生は顔を私から逸らした。
「尚人って呼ばれんの緊張するね!!!」
先生は耳まで真っ赤になっていた。
そんな先生を見て少し胸がキュンとして、嬉しい自分がいた。
