忘れもしないあたしの運命を変えた4月18日。

バイトが休みだったあたしは、部屋で雑誌を読んでいた。
携帯が鳴った。
ナナコからだった。

タクとナナコが迎えにきてくれて、ユウダイを拾ってユウダイのくれた桜の木の場所へ行った。
口を開かないユウダイの代わりにタクが口を開いた。

「マミが妊娠した。」