夜空に花火

買ってきたものを四人でほおばった。
流れに沿いながら歩いていく人の波を見ていた。

「この街でもこんだけ人がいてさ、そん中で出会えたんだな、俺たち。」

ふとタクが言った言葉を静かに聞いていた。