〜葵依の部屋〜
そうだ。祐華に電話しないと…
「はいもしもし葵依?」
「はい」
「どう?落ち着いた?」
「いいえ、全く」
「そっか、落ち着いたのね!よかったよかった」
「いいえ、だから、落ち着いてません」
「葵依が落ち着いたならあたしはもう葵依の家に泊まれ「泊まれませんから」
「へ?いやいや、だって葵依渡してくれたでしょ?家の鍵!なんかあった時はこれで入って下さいって!」
「残念ながらそれはわたしの家の鍵ではありません。それに何かあった時と私は言ったはずです。」
「えぇぇ~じゃあこの鍵はなに?」
「私の机の引き出しの鍵です。」
「えぇぇ~もう何もできないじゃん!」
「何年幼馴染をやってると思ってるんですか。祐華がなにをしようか分かってますよ」
「分かったよじゃあ落ち着いたらまた連絡ね」
「わかりました。」
祐華なら分かってくれますよね。鍵の意味を………………………
〜祐華side〜
葵依………………………
その鍵にかかっていたストラップはクロッカスだった。クロッカスの花言葉は確かに………
信頼
ありがとう葵依
大事にするね

