視線の端には

~side春樹~

いつもと変わらない朝を迎えた。
支度をしていつものように。
同い年であり幼馴染の
なつきの家の前で待つ。


ガチャ。ドアが開いた。
「おはよう」
『はよ』
そっけない返事。
  
たわいもない話をしながら学校に向かう。

校門では女子たちが騒いでいた。
俺は正直もううんざりだ。
でも・・・
隣にはなつきがいる。
俺はずっと前からなつきが好きだった。
だから、女子たちには挨拶だけはする。


嫌われたくないものの、
実はなつきだけの前だと俺はドSだ。


教室についても、女子がうざい。
ホントいいかげんにしてほしい。

~end~