『じゃあ何か用ですか?』 「俺の、弟の家に住まない?」 『は?』 怜麻も、私も、唖然。 「俺の弟、学校の寮に住んでるんだけど」 何故かお兄さんは救世主かもしれないという発想が浮いてきた。 「君も、うちの学校に転入したら寮に入れるよ」 「・・・どうする?」 『ぜひお願いします』 交渉、成立。 私と怜麻は、学校の寮に住むことになった。 ちなみに、お兄さんの言ってる学校は高校のこと。 怜麻は、寮に住まわせてもらうことになるけど、前から通っている小学校に行くことになった。