私は玄関に向かい、ドアを開けた。

真っ暗の中階段を降り、花に水をやるためホースを出した。

「怜麻ね、花育てるの!」そう妹が宣言したのは3日前。

『3日坊主な奴め・・・』

私が妹の水やり役をしたのは、怜麻に風呂に入ってほしかったから。

しょうがない、怜麻が風呂入ってなかったら怒られるのは私なんだから。

その時、私はまだ異変に気づいてなかった。