男ときどき女

上映前の告知に目を向ける。

来月あたりに上映されるホラー系の宣伝。

俺は目と耳をふさぎながらその情報を無視した。

あれを平気で見れるやつの気がしれない。

そうこうしている内に、いつのまにか始まっていた。

他はもう釘付け状態で誰も俺の行動を笑う人はいなかった。



それはそれで虚しかった。