学校にて。席につくと、一目散に一人の男が駆け寄ってきた。

「なんで昨日電話出ないんだよ」

「疲れて寝てたんだよ」

とっさに返す。怜はそのまま続けた。

「お前、昨日どこにいた?」

「知ってんだろ?昨日はとなり..ま...ち」

今やっと脳が活動を開始した。

そういえば昨日はこいつと会っていたのを忘れていた。


焦りだした俺は一瞬あたふたした。

朝は忘れっぽいんだ。きっと朝飯抜いたとかは関係ないはず。と自分をなんとなく落ち着かせた。


「隣町にいたじゃんか」

裏声になりそうなトーンで話を合わせた。

「そうだよな...。実は昨日女の子とぶつかってさぁ」

きた。心臓が一回一回脈を打つのがわかる。


「あの女の子って...」

俺の顔を見ながらそういい始める。手には汗がにじんでいた。