「…ふ~ん。それでスズキが罪悪感に駆られて協力しよーってのは分かったけど……この後どーすんのさ。」



「どーするも、探すだけ探して諦めてもらうしかないやろ。なんや、居場所はおろか、生死も知られたらマズイんやて。」




そう言ってジロリと彼を見下ろす。



「諦めてもらうには本気で探ししました~っちゅーポーズが必須なんや。そのためにココで幅利かせとる腕利きの殺し屋二人も揃えたんやんか。」




ぅっわ~…理不尽。



内心で突っ込みつつ、彼は仕方なげに重い体を持ち上げた。






その時―――









どんっ!








空気を震わす音が響いて、二人は背後を振り返った。