抜糸は一週間後だった。


にもかかわらずその一週間すら待たず、女は新たに傷を負った。


今度こそ致死レベルの。




わぃが治療した意味あったんかいな。




どうせ死ぬのなら腕なんぞ治療しなくてもほっときゃよかったのだ。


たった三日生きながらえた事に何の意味があったのか。





そんな思考を巡らせて自問する。



それが十日だったらよかったのか。

それとも一年?

十年?




そして辿り着く結論。