「え~、こんな奴のために呼び方変えんの釈然としないっすー。スズキさんはスズキさんっすよー。誰が何と言おうとアッシはスズキさんをスズキさんって呼びまっせ。」
「自分、わからんちんだなスズキ。」
「アタシがわからんちんならスズキはわかはげちんっすわー。」
「わいのどこ見てハゲやねん!!しばくぞ!」
「…スズキもスズキももうちょっと静かに……」
「自分一番ダメダメやんかー。」
「あぁ…そかゴメン……えーと、なんだっけ?肉食獣っぽい…ライオン?」
「違いますよースズキさーん。獅子っすよー。」
「待てコラ!獅子之助もどーかと思うがらいおん之助てどーやねん!なんなんそれ!」
「……やっぱイイよスズキで。間違いないじゃん。」
キタ!
適当の王様ここに健在。
言いだしっぺがサジを投げ、残り二人もそれに倣う。
というか、もはや打つ手ナシ。

