一人勝手に舞い上がっている彼女と。


魂抜けかかりの彼と。



「リア充爆発しろや。」



一体何を見てそのセリフか、


目は節穴通り越してマカロニだろ、と突っ込みたくなるようなセリフが聞こえて、二人は声のする方を向いた。



「らっしゃい!!」


「……(招いてないけど)」



開けっ放しをイイ事にズカズカ入り込んできた少年に彼はこっそり溜息を吐いた。







コイツのお陰でもとよりややこしいオハナシが更にややこしくなったのだ。


今更感満載の人物紹介をしなきゃならなくなったのも一重にコイツの所為である。