趣味はともかく。
それらを総合的にみるに彼女は――――
「なんスかそれ。」
先ほどより彼女を見てブツブツと言っている彼に、彼女は不思議顔で訪ねた。
「いやなに。人物説明を少々……」
「今更感満載っすね―――。」
「ですけどね。」
彼も同意に緩く頷く。
「だけどもさ…ココまでのオハナシを邂逅するに分かりづらいよな。人物像。特にスズキは口調と外見が合ってナイ。」
そっすか?と彼女は首を傾げる。
「つか、総合的に何なのか続きがバリ気になるッす―――。」
「……。」
彼女を外見だけで評価するなら「カワイイ」だろう。
や、一般見解に。
小さいという意味も含めてだが。
しかしそれを口にした途端、狂喜乱舞した彼女に襲われるのは明白なのでミッフィーにもなろうというもの。
凌ぐことは出来るが自ら危機を招くこともなかろう。
面倒くさいので。