♪~あなたぁ~の好きな
目玉を焼~いて
箸で突き刺し
ぐっちゃっぐっちゃにかっき混~ぜて
出来あがるぅ~
アタシの愛情一杯スクランブルエ~ッ
「Good――――っ!!」
キテレツ極まりない歌と共に目の前に置かれた皿をスズキはまだ寝むさの残る目で見詰めた。
突っ込みたい項目は多々あるが。
「…ナゼに目玉焼き好きと知っていてスクランブルエッグかな…」
「それはそれ!手間の分愛情一杯注入ってカンジじゃないっすか!」
小鼻を膨らませてドヤ顔で言ってのけた彼女。
突っ込みたい項目は多々あったが、その質問にその返事…もはや次のモノを突っ込む気は完全に失せた。