独り密かにガッツポーズ。
だって、嬉しいじゃない?
小さい折りたたみ式テーブルにお盆を乗せると、私はササの隣に座った。
「なんか、來華らしい部屋してるよね」
「?…どうして?」
「女の子らしいわけじゃぁないし、ものが無さすぎるわけでもない。可愛すぎず可愛くなさすぎない。ちょうどいい具合って感じ」
褒められてるんだか……。
私はブリブリしたのが嫌いだし、シンプルなのも嫌。
まぁ、のほほんって感じがわかりやすいかな?
「ササ、髪型違うだけでホント印象変わるよねぇ……」
「そう?僕的にはあまり変わる気はしないんだけど」
えぇと、『僕』ってことは表ですか……。
ここでもダメなのかな?

