ササはまた嬉しそうに笑ってから、私を抱き締めた。


で、耳元で。



「あーもう嬉しすぎ…。キス、していい?」



き……………きす!!!??



「……な…なぜ?」


「なぜって…好き…だから?」


「………」


90°近く首を傾げるササ。


可愛いーとも思えたけど、私の顔は真っ赤になるばかりだった。



瀬之口 來華。


恋愛未経験…。



き…きすなんてもってのほかだ!!!!!