「あー、來華……」

「んー?なに?」


顔、やっぱりちょっと怒ってない?


俺らは休憩、ということで水族館内のカフェに来た。


「あれ?今日はピーちゃん一家いないんだ?」

「家に置いてきた。だって、せっかくの來華とのデートだし…」


はぁ…なのに。


「ホッントごめん…」

「大丈夫だから」


え?


俺が驚いて俯かせてた顔を上げると。


……來華は微笑んでいた。


「だって、仕方なくない?海に沈められるとか…怖すぎでしょ!トラウマになったって仕方ないよ!」


……あーもうっ!


「うわっ!大丈夫?」

いきなり突っ伏した俺に驚く來華。


「可愛すぎんでしょ……//////」