「あ、そだ朱雀。久保君をなんでササって呼んでんの?」


名前がササってあるの?



「ササ、フルネーム言ってねぇの?」


「…だって、笑われそうじゃん…?」


「まあ…。來華、こいつフルネーム久保 沙茶(クボササ)っていうんだわ。本名」


ササ…マジで名前だったんだ…。


「…ふぅん」


まぁ、親が決めた名前ならいいんじゃん?


別に異常にへんな名前じゃあ無いわけだし。



「あ、因みにこの子は…っと。インコのピーちゃん」


と、頭の上からピーちゃんを手に取った。


おぉ、確かにインコ。