変な子だ なんだか雲みたいに、 フワフワしてた あんまり、 男の子っぽくないような感じ でも、彼の眼はなんだか不思議だった 引き込まれそうになった 真っ黒な彼の瞳は、 恐らく彼の真っ白な肌が 引き立てているのだろう 何故か、私は 『あの子にもう一度会いたい』 という気持ちになった 会えるかな 会えるといいな 私は本を抱えて、教室を出た