お嬢様になりました。

学校に着き教室に入るともう教室の中は賑やかだった。


まだ芽依来てないんだ……。


自分の席について鞄の中身を出していると、隣から大きな音がして体がビクついた。


隣を見ると海堂が見るからに不機嫌オーラMAXで座っていた。


私の視線に気が付いた海堂がギロっと見てきた。



「何だよ」

「別に」



感じわる……。


海堂から視線を外し、からになった鞄を机の横に掛けた。



「なぁ……」

「え?」



まさか海堂から話しかけられるとは思ってなくて、ビックリして顔を向けた。


目があうと海堂は顔をしかめた。


え?


意味わかんないんだけど。



「やっぱ何でもない」



そう言うと海堂は席を立って何処かへ行ってしまった。


なんなのあいつ。


何が言いたかったんだろう……。


ま、いっか。



「おはようございます」

「おはよう」



芽依はニコッと微笑むと席についた。


私も今日行くパーティーでは、芽依みたいにおしとやかにしてなきゃダメなのかな……。


下手に喋るより黙ってた方がいい事は確かだ。