お嬢様になりました。

次の日の放課後、普段は置き勉している教科書を持って図書室に向かった。


教室で勉強するよりも、参考書等の資料が揃っている図書室の方が効率がいいだろう。


芽依に教えてもらった通りに進むと、《図書室》と書かれたプレートが見えた。


図書室や美術室などの教室も一般生と特別生はキッチリ分けられている。


同じ教室を二つずつ作るなんて勿体ないとは思わなかったのかな?


やっぱりお金持ちの思考ってよくわかんない。


図書室に入ると、中は異空間なんじゃないかと思うくらい広々としていて、独特な空気が漂っていた。


一通り見渡し上を向き、思わず口があいてしまった。



「凄い……」



自然と言葉が漏れた。


天井に描かれた絵に魅入ってしまった。


天使達が天井を舞っている。


綺麗……。



「ん……あっ……」



へ?


天井を眺めていると、何処かからか微かに声が聞こえた。


私以外にも誰かいるのかな?


図書室の奥に足を進め、信じられない光景に目を奪われた。