お嬢様になりました。

数日が過ぎたが、毎日メールは欠かさず送られてくる。


周りに怪しまれるから、そう頻繁にアドレスを変えることも出来ない。


届いたメールのアドレスを拒否しても、直ぐに別のアドレスからメールが届く。


玲が犯人を探してくれてはいるけど、まだ一行に手がかりがつかめない。


私に出来る事はないのかな……。



「もうお食べになりませんの?」

「あ、うん……今ダイエット中なんだ」

「それ以上痩せる必要なんてありませんわ。 十分素敵なプロポーションなんですから。 ねぇ? 海堂さん」



昼食をいつものメンバーでカフェで過ごしていると、話の流れから芽衣が突然隆輝に話をふった。


内心気まずい思いでいると、隆輝は顔色一つ変えず私の顔をジーッと見てきた。



「お前それ以上胸が痩せたらどうすんだ」

「失礼な奴。 女は胸じゃないんだから」

「お前の場合せめて胸ぐらいねぇと、残念すぎんだろ」



本当に失礼な奴。


そこ迄言わなくてもいいじゃん。



「どんな葵も綺麗だよ」



玲はどこ迄も甘い。


近頃はこの甘く優しい玲に甘えっぱなしだ。