お嬢様になりました。

華は恥ずかしそうにしながらも、小さな口を開いた。



「今度二人で遊園地に行くんだ。 寒くなる前に行きたいねって話になって……」

「いいじゃんっ!! デートって感じっ」

「デ、デートだなんてっそ、そんなんじゃないよ!!」

「照れちゃって可愛いーっ」

「もうやだぁー」



両手で顔を覆いソファーの上で縮こまる華。


いい加減竜樹は華の気持ちに気付いてんのかな?


今度さり気なく探りをいれてみよう。



「竜樹と一緒にいれば、変な奴らに絡まれる事もないだろうから、私としても安心だよ」

「ふふっ、そうだね。 電車乗る時も一緒に歩いてる時も、さり気なく守ってくれるんだ」



竜樹の話しをする時の華の周りはピンク色。


私もピンク色になりたいな……なんて羨ましい気持ちになる。


竜樹は優しいけど、華に対しては一段と優しい気がする。


それも竜樹は無意識なんだろうな。


華とのガールズトークは止まる事なく長い時間続いた。


時間を忘れてこんなに笑っていられたのは久しぶり。


今日はグッスリ眠れそう。


そう思うと自然と体の力が抜けていった。