お嬢様になりました。

玲のお家の車に乗り、移動してきた場所。


そこには大きなお屋敷が建っていた。



「ここ何処?」

「俺の家」

「俺の家って……何で!?」



別に玲の家じゃなくても、他に行くとこあったよね!?


家で何すんの!?


ゲーム?


いやいやいや、子供じゃないんだし、いい歳の男女がわざわざゲームするために家に帰んないでしょ。


自分で自分に突っ込んじゃったよ。


だって私今すっごくテンパってる。



「母さんが葵連れてこいって煩いから」



……お母さん?


ちょっと待って!!



「じゃあ玲のお母さん家にいるの!?」

「いない時に連れてきたらまた煩くなるから。 ほら、行くよ」



玲は私の手を握ると、私の事なんて御構い無しにどんどん足を進めていく。


別に付き合ってるわけじゃないけどさ、お母さんが居るって聞いて緊張ハンパないんだけど!!



「いらっしゃいませ」

「あ、えとっ、お邪魔しますっ!!」



家の中に入るなり、メイドさんたちにお出迎えされた。


自分の家以外で、初めて本物のメイドさん見た。


お金持ちの家には本当にメイドさんはいるんだと、今更ながら関心してしまった。