お嬢様になりました。

次の日私は無事に退院し、朝普段通り学校に向かった。


あれ?


そう言えば重忠さん電話するって言ってたけど、私の番号知ってんのかな?


それに私のことずっと見守ってくれてたって言ってたけど、どうやって?


重忠さん、謎過ぎる……。



「葵ぃーっ!!」

「は、華ッ!?」



教室に向かっていると、いきなり華に抱きつかれ心臓が飛び出すかと思った。



「どうしたの?」

「どうしたの?はこっちの台詞だよ!! 昨日学校に来ないんだもんっ!! 電話してもメールしても返事ないし、心配したんだよ!?」



そうだ。


そう言えば華と竜樹から沢山連絡来てたな……。



「ごめん、ごめん」



謝るとプクーッと頬っぺたを膨らます華。


何なの?


この可愛い生き物は。



「ちゃんと説明するから」



私は教室に向かいながら、一昨日の夜に倒れて病院に運ばれた話をした。


重忠さんの話は出来なかった。


まだ、自分の中で考えがまとまっていないからかもしれない。