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久しぶりに来た図書室。


最近はいろんな事があって、此処に中々来れなかった。


テスト迄後一週間。


マジで危機を感じる。


過去の授業内容が分かる様に、芽依にノート借りたのはいいんだけど……サッパリわかんない。


でもノートは綺麗にまとめられていて、芽依らしい上品な雰囲気を漂わせていた。


こんなところ迄お嬢様を思わせるなんて、流石としか言いようがない。


私はノートをパラパラ捲るだけ捲り、直ぐに閉じた。


手も進まないし……と言うか、わかんないし……。


それに最近は考え事のせいか夜寝付きが悪い。


学校にいても眠くてしょうがない。


睡眠第一なのに。


ただでさえ集中力ないのに、このままだと余計集中出来ない。


マジで悪循環もいいとこ。



「ちょっとだけ寝よっかな……」



私は携帯のアラームが三十分後になる様に設定し、机に頭をつけた。


冷やっとしてて気持ちいいー。


家では全然眠れないのに、何で此処だと眠くなるんだろう。


色々考えていると、急激に睡魔に襲われ気づけば私の意識は何処かに吹っ飛んでしまった。