朱音side
「と、いうことで!!」
渡辺君が教室中に響くような声を張り上げた。
「うるせぇよ……」
横にいた白石君が迷惑そうに耳を塞ぐ。
他のクラスメート達はそれぞれの話し合いに夢中だったから、こっちを見る人は一人もいなかった。
「俺達、ミラクルナベちゃんズは修学旅行でどこを回るのか決めたいと思います!」
「……何だよ、そのダサすぎるグループ名は」
「あれ?耀ちゃん、気に入らない?」
「誰も気に入ってないわよ」
真央がそう言いながら呆れたようにため息をついた。
「ナベちゃん、ネーミングセンスなさすぎだよ!」
「じゃあ、速水はどんなのがいいんだよ」
「んー……そうだな……。
名付けて……この世を忍ぶ不届き者達!とか?」
「……不届き者はナベと速水だけだ。
俺達まで巻き込むな」
心配だ……と言わんばかりの表情で真央と白石君が渡辺君と桜を見つめた。
「と、いうことで!!」
渡辺君が教室中に響くような声を張り上げた。
「うるせぇよ……」
横にいた白石君が迷惑そうに耳を塞ぐ。
他のクラスメート達はそれぞれの話し合いに夢中だったから、こっちを見る人は一人もいなかった。
「俺達、ミラクルナベちゃんズは修学旅行でどこを回るのか決めたいと思います!」
「……何だよ、そのダサすぎるグループ名は」
「あれ?耀ちゃん、気に入らない?」
「誰も気に入ってないわよ」
真央がそう言いながら呆れたようにため息をついた。
「ナベちゃん、ネーミングセンスなさすぎだよ!」
「じゃあ、速水はどんなのがいいんだよ」
「んー……そうだな……。
名付けて……この世を忍ぶ不届き者達!とか?」
「……不届き者はナベと速水だけだ。
俺達まで巻き込むな」
心配だ……と言わんばかりの表情で真央と白石君が渡辺君と桜を見つめた。

