要ちゃんは、私が泣き止むと、少し心配そうに私にこう尋ねてきた。
「あのさ、今更なんだけどさ、きーたんって……僕のこと好きってことで……良いんだよね……?」
私の顔色をうかがうように身を屈めて尋ねてくる要ちゃんが愛しくて仕方ない。
そんな彼を安心させるように、私は彼の目をしっかりと見つめた。
「うん。要ちゃんのこと、ずっと、好き。____ねぇ、要ちゃん」
「ん?」
「私の待ち受けの画像、どんなのだったかおぼえてる?」
「水色のハート」
「うん。それをね、待ち受けにしていると、年上の人との恋が叶うんだって。叶ったね、要ちゃん」
それを話すと要ちゃんは一気に顔が赤くなり、私からあわてて目をそらした。