空色縞瑪瑙





あの時、私が何を思ったかなんて正直覚えてはいない。


ただ信じられない気持ちで一杯で。



死ね、ブス、キモい、消えろ



許せない気持ちと悲しい気持ちと入り混じっていたと思うけど、とにかくショックだった気がする。



でも


誰にも言えなかった。



クラスの友達を疑うなんて、したくなかったんだ。


誰がやったなんて、考えたくもなかったから。


あの悪戯のあと、私は消しゴムの落書きは見て見ないフリをした。


それからずっと嫌がらせは続き、エスカレートしていく。



机はチョークで真っ白にされたし、机にゴミをいれられた。


靴も隠されたし、男子からは暴力をうけた。