「アスの、願い?」
「うん。」
「アスね、霜月が好きだった。」
「うん。」
「小さなころから、ずっと、ずっと。」
「うん。」
「ずっと気づいて欲しかった。淋しくて、苦しくて仕方 がなかった。でも、宙人と一緒にいれて、アス、凄く幸せな気持ちになれたの。」
「うん。」
「だから、アスのこと、恋人じゃなくてもいいから・・・友達でいいから、見捨てないで欲しい。」
俺はなんて最低な男なんだろう。
アスも、俺も同じことを思っていたのに。
アスには何だってわかってしまう。
アスには簡単に俺の気持ちがばれてしまう。
守りたい。
恋とか、そうゆうの関係なくて。
一人の友達として、一人の人間として、アスを大切にしたいと思った。

