「最後だし、寄ってけ。」 蒼がそういってあたしの腕を掴んで、連れてこられたのは2回目蒼の部屋。 前はここですんごく甘えてきた。 「柳、お前はもう下がっていい。」 柳さん、いっちゃった……… ってことはまたあたし蒼と2人きり…… し、心臓がバクバクしてるのはきっと気のせいだよね?無視無視っ! なんて一生懸命平常心を保とうとしてたのに、扉を閉めた瞬間、蒼が後ろからギュッと抱きついてきた。