「「お帰りなさいませ。」」


うわ、リアルメイドさんっっっっ!
し、しかも何人いるんだ…


というかメイドさんたち、あたしを見て不思議そうな顔してるよ!


一応、名前ぐらい言っておいた方がいいよね?


「南一葉です。と、突然お邪魔してすみません。」

あまりの人数の多さに圧倒されて若干かんじゃったけど気にしない、気にしない…。

しかも無理やりこいつに連れてこられたんだけどね!

といいますか。メイドさんが揃いも揃ってさっきの柳さんと同じように納得しているのは何故!?



「ボーッとしてんなよ。来い。」


そう言われて、あたしの腕を掴んでぐいぐいあるきだした。