やってきた悪魔の放課後。
あたしはといいますと黒いみるからに高級そうな車にのせたられたところだ。
…運転手さん、イケメン。
メガネをかけてて知的な感じ。
タイプではないけど。
すると運転手さんが突然口を開いた。
「蒼様が女性と一緒なんて珍しいですね。」
…え?そうなの?
こいつ、遊びまくってそうじゃん!
てか、実際遊んでたけど!
「うっせぇぞ柳。余計なこと喋んな。」
へぇ、柳さんっていうんだ。
柳さんはこの男の反抗を鮮やかにスルーして、
「失礼ですが、お名前を伺ってもよろしいですか?」
とあたしに質問してきた。
「あ、南一葉です。」