「詳しいことは、俺の口からは言えない。でも、本当に離れたくないなら、あいつのこと好きなら………今日会いに行かないと、本当に最後になるよ?」 真剣な顔でそう言う志田君。 隣にいる笑花は、ちょっぴり涙目だった。 蒼と思いが通じなくても、高校卒業はまでは当たり前に存在を感じることができると思ってた。 でも、違うんだ。 この2人の表情を見ていればわかる。