保健室でノートに 言葉を書いてから、あの人の後を追った。 途中で見失い、そしてはじめての校舎で 迷ってしまったから 時間が かかってしまったけれど なんとか屋上で見つけることができた。 ゆっくり近づいてくるその人は冷たく 「 なに?」 とわたしに聞いた。