だんだん目が回ってきた…

どうしようどうしよう…

息ができない…
やだ、来ないで…っ


「 おい、大丈夫か?」

しゃがみこんだわたしの頭の上から声がして、
わたしの視界には
さっきの怖い人の顔が
のぞきこむように入ってきた。


涙でよくわからなかったけど、
わたしはそれを最後に
意識を手放した。