竹君さんの顔が私の胸元から離れ私の顔をじっと見た。 「あっ‥」 「そうだ…だから俺は冷酷 非情な将軍と呼ばれてもいいんだ!」 きっぱりと言い切る竹君さんに家族への強いい絆と深い愛情を感じた。 大名やその家族だって 勝者だって… 自分の身がちぎれるほど辛く悲しい別れをしている。」 それは私の大切な人達も…。 竹君さん……なんだかあなたの顔が揺らいで見えます。