「私… そろそろ失礼します。」


逃げるが勝ちと言う。

あの目つきは超キケン。


何しろ彼は『元祖タヌキじじい』のお孫様ですから!!!!


「なんだよ―孝子ちゃん来たばかりだろ。 帰るのはえ―よ!」


進藤さんが口を尖らせている。


「「「そ―よ!孝子早いよ~」」」


「……あっ ほほらっ 明日は……あるからさ…」


「そうね。フフッ それじゃあ 仕方ないわね」


桜子さんが笑いながら美里さん達に目で合図してる。


「あぁ~ククク…引き留めない。引き留めないクククク」


話が読めない 男子達。

「孝子ちゃん 明日何があるのさ?」


進藤さんが聞いてきた

「えっ!……業務の一環です…。」


恥ずかしくて言えないよ。


桜子さん達がニヤついて私を見てる。


「孝子は明日 高校生になるんです。ククク」


男子達一斉に

「「「「高校生―――――!?」」」