よしよしをしながら宥めてたら落ち着いてきた久子さん。


「この電車と言う『籠』が恐ろしくて…」


「??電車 籠 恐ろしい??」


あっ!この子歴女だった。


「籠じゃない電車に乗ってどこに行こうとしてたの?」


「ここです」


生徒手帳に書かれた住所を見ると「我が家」の番地。


「久子さん あなたひょっとして国君と一緒に住んでいるの?」


おいおい国君 高校生と同棲ですか!


「夫婦【めおと】ですから当たり前でごさいます。若御台さま!」

「「めおと~~~!?」」


て 夫婦のことだよね!

国君が国君が「結婚してた~~~~。」